こんにちは!木の葉も色づいて、朝晩は寒くなりますね。
お元気でお過ごしでしょうか。
さて11月12日の「J.S.バッハからメンデルスゾーンへ」も近づいてまいりました。 今回無伴奏チェロ組曲を演奏するチェリストの渡邉辰紀さんから 曲についてのメッセージが届いていますので、ご紹介いたしますね🎵
Bach:無伴奏チェロ組曲 第1番 from渡邉辰紀
チェロのバイブルと称されるバッハの無伴奏チェロ組曲ですが、バッハはなぜ単旋律楽器の曲を無伴奏で書いたのでしょうか
わざわざ「無伴奏」と冠するほど当時単旋律楽器の曲に伴奏を付けないということはほぼあり得なかったわけです
そこを敢えて「無伴奏」にした・・・
伴奏を書くのが面倒くさかったから?
その確率はかなり低いでしょう
もちろん「試み」という部分もあったことでしょう
そしてこれは全く根拠のない勝手な想像ですが私は「『究極の自由』を求めて」ということではないか・・・と考えています
やはり伴奏を付けてしまうと拍の取り方や和声の感じ方等が決められてしまって少なからず制約が生じてしまう
それを奏者(あるいは聴く人も)がそれぞれの感性で自由に感じることができるような作品を作りたかったのではないかと勝手に想像しています
この組曲は1番から6番までの全部で6曲から成り、それぞれの組曲がまた6曲(前奏曲+5つの舞曲)で構成されています
要するに計36曲あるわけで全部通して演奏すると2時間を超えます
この36曲のセットを私は人生になぞらえてイメージしています
が、人によってはキリストの生涯をイメージしていたりするようです
正に今回演奏する第1番のプレリュードはイエスの誕生を喜ぶ動物たちや精霊たちの様子を思い浮かべて聴いてみるのも一興かもしれません
1番全体では誕生から思春期前くらいまでのイメージでしょうか
難しいことは抜きにしてバッハの世界に一緒に浸っていただけたら幸いです
リハーサル後の渡邉さん🎵
お問合せ・お申込み museassociation21★gmail.com
★を@にしてください。
Comments